大織冠鎌足から藤原利仁まで
ここに「堀一族」という書物があります。父が誰かの伝手を頼って手に入れたもので、入手したときはたいそう喜んでいたのを覚えています。
この本は昭和49年1月吉日に発行されました。発行所は日本家系協会出版部、発行人麻生定夫とあります。限定600部発行。全国で何冊残っていますかね?
この本は、どちらかというと堀秀政系の堀に立ち位置を占めています。奥田系の堀すなわち直政については、あまり情報が多いとはいえません。
敬意を払って、十三ページの家系図より、鎌足から利仁までの系譜を、ここで間接引用させていただきます。
藤原朝臣 参議
右大臣 北家祖
魚名 ー 時長 ー 利仁 ー
民部卿 武蔵守
この書物の十六ページでは「鎌足の六世の孫利仁」とありますが、堀磯雄が著した「平成堀家考」では、魚名の子に鷲取がいて、その子が高房、その子が時長とあります。そして「鎌足から八代目の、鎮守府将軍・利仁」と書いています。
正しいのはどっちなのでしょうか?多分、平成堀家考の方が正しいんだと思いますが。